- 集中力が続かない
- しっかり睡眠をとったつもりでも熟睡感がない
- 寝起きに頭が痛くなる
- 日中いつも眠い
- 突然耐えられないような睡魔に襲われる
- 夜中によく目が覚める
- 寝つきはよいが、寝起きが悪い
- 朝起きると口の中が乾燥している
いきなり睡眠時無呼吸症候群の話を持ち出しても意味がわからないと思いますので、まずはいびきのお話からいたしましょう。
家族からは忌み嫌われ、そして深い睡眠をさまたげるいびき…。
そのいびきはどのようにして起こるのでしょうか?
本来、人間は鼻から呼吸をします。
その鼻の穴からのどまでの空気の通り道「上気道(じょうきどう)」が様々な理由で狭くなってしまい、無理に空気を通そうとするため、強い圧力がかかり、まわりの粘膜に振動がおきる。これがいびきの正体です。(様々な理由とは、骨格や鼻づまり、腫瘍、肥満などが主な原因として挙げられます。)
皆様は口笛を吹かれたことはありますでしょうか?口笛は口を狭め、そこに空気を通すことによって音を出します。いびきの理屈も、口を狭めると奏でられる口笛と原理は似たようなものなのです。
しかし、口笛は自分自身はもちろん、時には他人をも気持ちのよい気分にさせてくれますが、いびきの場合はそうではありません。
そして、いびきはうるさいだけであれば、本人が(…というよりもご家族が)我慢すれば良いですが、実はそれだけでは済まされないことが多いのです。
いびきの背後には「睡眠時無呼吸症候群」が隠れているのです。
次のページ以降で睡眠時無呼吸症候群と、その治療法についてお話させていただきます。